エレキット真空管アンプ TU-8150 製作レポート

先日、エレキットさんの 6AQ5シングル真空管アンプキット [ TU-8150 ]レビュアー募集キャンペーン に応募したところ、なんと当選してしまいました。募集人数が5名と少なく抽選で外れるだろうけどダメ元で…思っていたのでびっくりでした。
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6AQ5シングル真空管アンプキット [ TU-8150 ]レビュアー募集キャンペーンhttps://www.elekit.co.jp/topics/4526

今回は製作レポート。内容物はこんな感じです。
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必要なものは工具以外全て揃っていますので、安心して組み立てることができます。真空管アンプトラの巻という興味深い冊子もありますね。
実は高圧を扱う据え置きアンプの製作も電源トランスを使うことも初めてです。バッテリー駆動のポータブルアンプとは決定的に違う点で、今回非常に良い勉強になりました。
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オフホワイトに塗装されたケースがとても美しい。。


製作中に気づいたのですが、このアンプとても作りやすいです。
組み立てる人の立場に立ってキットを開発されてる…といいましょうか。
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例えば、全ての部品を基板上に実装できるところ。インレットやスピーカーターミナルも基板実装なのは驚きました。空中配線するのは電源トランスのみで、しかもコネクタを繋ぐのみでハンダ作業は不要です。ケーシング中に配線がごちゃごちゃになって接触不良を起こす事もなく、組み上がってからのメンテナンス性も非常に優れていると思います。

パッケージングについても抵抗やコンデンサはシンプルに小分けで袋詰めされており、部品番号や定数の記載はありません。しかし1つの袋に入っている抵抗は2種類までなので、その後の分類作業が大変しやすかったです。
キットを販売する側の立場ですと、部品を梱包したり数値表記を入れるのって地味に工数がかかるので、このようなところで工夫して、コストを抑えているのではと思いました。

一番感心したのはココ。よく見るとピンソケットの差し込み穴が一直線上でなく微妙にずれています。
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基板をひっくり返してもソケットが落下しないので、仮止め不要で楽に半田付けができます。こういう細かいところでストレスがたまらないのは作っていて気持ちがいいですね。
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付属パーツから色々変更を加えました。

音声信号が通過する経路には、Bispaさんの金皮抵抗LGMFSを使用しました。付属のカーボン抵抗でもよかったんですが、後で交換しちゃいしそうだったので初めから使いました。
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電圧増幅段後のカップリング0.1μFは手持ちのMKT1813 ERO(緑)、帰還抵抗とパラの位相補償コンデンサ0.01μFは昔入手したスチコンが余っていたので使用しました。Phonoka+製作時の残りが有効活用できてよかったです。
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オペアンプについては電源電圧±.5.6Vで駆動できる手持ちの2回路品から試聴比較して、OPA1652を選びました。ですがオペアンプの用途は電圧増幅段(12AX7)の前に補助的にゲインを稼いでいるにすぎず、せっかくの真空管アンプが勿体無いので、取り除くのもアリかなと思っています。

ボリュームは手持ちにVISHAYのP9Aがあったのですが、シャフトにギザギザが切ってあるものしか使えないノブだったので、今回は見送りました。

そんなこんなで、アンプが完成。久しぶりの作業でしたのでお盆休み2日間かけてゆっくり仕上げました。
ひたすらに楽しかったです。
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次回は試聴レポートの予定です。

Phonoka+製作マニュアルのリンク修正

こんばんは。しろくまです。

今年の3月頃からPhonoka+の製作マニュアル類のダウンロードができなかったようです。
(※dropboxの仕様変更によりリンク先のURLが無効となっていました。)

ご指摘いただくまで気付かず申し訳ありませんでした。
リンク先を修正しましたので、以下からアクセスしてご利用ください。
今後もどうぞ宜しくお願いします。
http://4690audio.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

久しぶりなので宣伝も兼ねて。。
Phonoka+基板の販売はこちら
Phonoka+窓付き加工済みケースの販売はこちら

ポタ展関西 自作イベントと参加方法について

先日お伝えしていた、ポタ展関西での自作イベント内容が決まりましたのでお知らせします。

会場:シリコンハウス3F ものづくり工作室
時間:9月24日(土) 13:00〜17:00 (ポタ展と同時開催)
シリコンハウス HP
ものづくり工作室の紹介ページ

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なんと、シリコンハウスさんに自作イベント会場を提供していただきました!こんな素晴らしい環境で自作イベントを行えるとはイベント発案当初は全く思っていませんでした。本当にありがとうございます。


そしてそして、イベント内容は以下の2つです。

①Phonoka+ 面実装はんだ付け教室
定員:13〜15時枠 4名 15〜17時枠 4名
参加費:材料費込み 5,000円 (基板+面実装部品)

Phonoka+を作ってみたいけど面実装部品のはんだ付けに自信が無い…そんな方におすすめです。面実装部品のはんだ付けを電源部完成までサポートします。半田付けの基礎も学べる機会ですので是非ご参加ください。今回なんと心強い助っ人としてtry_labさん(@try_lab)に講師をお願いすることになりました。(ありがとうございます!)
参加特典としてPhonoka+に使えるサブミニチュア管(6286)を1ペアプレゼントします。


②自作ケーブル製作教室
定員:13〜15時枠 3名 15〜17時枠 3名

以下のいずれかを製作できます。

A. mini-miniケーブル
参加費:材料費込み 2,000円
(こちらでキットを用意します。線材はPC-Triple Cです。)

B. 2.5mm4極→3.5mm3極 変換ケーブル
参加費:1,000円
(※材料費は含まれていません。ケーブル製作に必要な材料は各自購入して持ち込みとなります。)

こちらはtwitterフォロワーのレオ太さん(@good_melodies)とゆーくん(@yu_pon0)に協力いただき、製作サポートを行ってもらいます。

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mini-miniケーブルの完成写真。プラグはSoundPotion謹製です。



【参加申込方法】
自作イベントの参加は抽選となります。ご希望の方は以下から申し込みをお願いします。
※どちらかのみ申込可能です。両方申込があった場合は無効となります。

①Phonoka+ 面実装はんだ付け教室 抽選申込フォーム(9/19 受付終了しました)

②自作ケーブル製作教室 抽選申込フォーム
(9/24 当日まで受付募集中です)

(注意事項)
・イベント参加費は当日展示会場(ROBOBA)にてお支払いいただきます。また、工作室を利用するために共立メンバーズカードの作成が必要です。(別途200円必要)
・自作に関しては自己責任で行っていただきます。製作中のケガについては当イベント側は一切責任を負いませんのでご了承ください。

申込締切:9月19日(月)23:59

当選された方には締切翌日(9月20日)にメールにてご連絡します。ご連絡がない場合は落選となりますのでご了承ください。


以上よろしくお願いします。

Phonoka+基板再頒布のお知らせ

とある8月3日の出来事。

というわけで、Phonoka+の基板の再販が決まりました。
再販のリクエストをたくさん頂き、本当にありがとうございます。
全てを販売することは現時点では厳しいのでSoundPotionさんと調整した上で、部品無しの裸基板で頒布することになりました。

部品調達、実装、ケース加工などは全てご自身で行ってもらいます。製作のハードルはぐっと上がってしまいます。それでも欲しいという方は一度検討してみてください。そしてこれも申し訳ありませんがノーサポートです。マニュアルをよく読んで頑張って製作してください。

それともう一つ。基板は定期的に生産する予定です。最初のうちは購入しにくいかもしれませんが、どうか慌てずゆっくりお待ちください。

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基板は一部マイナーチェンジを加えています。
・銅箔厚を以前の2倍の2oz(70um)に変更
・ENIGの金メッキフィニッシュ

近日中にSoundPotionのWebショップにて販売開始です。
http://soundpotion.cart.fc2.com



製作に必要な情報をまとめました。

◆マニュアル
http://4690audio.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

◆パーツリスト:
マニュアルの6ページをご確認ください。

◆表面実装部品のDigikey購入方法


以上よろしくお願いします。

『ポタ展関西』やります

ちょっとしたポータブルオーディオの展示会を関西で行います。
タイトルの通り、「ポタ研」ではなく『ポタ展』です。

※本イベントはあくまで自主企画であり、フジヤエービックさんの主催するポタ研とは関係ありません。フジヤエービックさんへのお問い合わせはしないようお願いします。

そもそものきっかけは、関西でポタ研の自作系ブースの作品を試聴してもらう機会を作りたいという思いがありました。東京から遠く離れた人達からすると、中野に行きたくても行けないフラストレーションも多々あるわけでして…。なかなか実機に触れる機会が少ない作品を一堂に集めて聴いてもらうイベントが地方にあってもいいじゃないかと思うんです。
こうしたイベントをきっかけにDIYオーディオの楽しさ、ものづくりの楽しさを皆さんに感じてもらえれば嬉しい限りです。

今回は自作系に加えて、試聴できる機会が少ないメーカー製品の展示も一部行います。


ということで、イベント概要のお知らせです。

日時:9月24日(土)11:00 〜 17:00
場所:大阪 日本橋 ものづくり拠点 ROBOBA(ロボバ)

大阪市浪速区日本橋 5-10-13(谷川ビル 3F)
ROBOBA(ロボバ) HP

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eイヤホンさんから徒歩1分というなんとも素敵な場所です。ASC(アサヒステレオセンター)さんもたこ丸さんもすぐそば。周囲にはシリコンハウス、デジット、マルツ、千石といった電子部品屋さんも揃っており、まさに日本橋のど真ん中です。

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1Fが佐川急便になります。右の入り口から3Fに上がってください。

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先日ROBOBAにて打ち合わせをしてきました。会場内はゆったりとしていて、長机を周囲に配置してブースが作れそうです。今回のイベントの趣旨をお伝えしたところ、「日本橋のものづくりの活性化にも繋がるのであれば是非」と、場所をお借りすることができました。

また、オーディオ自作に関するものづくりを体験できるイベントを別会場にて計画していますので、そちらもお楽しみに。


現在の出展予定は

UchidateWorks (DH-PA02, DH-PA03, KH-PA01)
プロコムパーツドットコム ( OLDTIME ※キット販売あり)
桐井研究室 ( SSYAHA, うすがたあんぷ, SPD_DC改訂版, A47型アンプ, 自作カスタムIEM )
ヘッドホン女子写真集
try_lab ( BlackBull ) New!
しろくま (Phonoka+各種)New!

Sound Potion (DR.KSKさん来阪:回路違いによるアンプ5種聴き比べ, ポータブルNutubeアンプ etc)
SoundBombe (ディスクリートアンプ3種 委託展示:V3, SuperManiac3, CHRG

JuSTAX(須山さん来阪:JuSTAX etc)
くみたてLab (山崎さん来阪: KL-サンカ Mk-B, Mk-K etc)

青樹イツキさん (ヘッドホンアンプ 委託展示: THA-06, THA-03Re, ゴリアテ
白髪犬工房 ( 新作mini-miniケーブル, ポータブルラズパイ+msBerrryDAC )
BriseAudio (ブリスオーディオ渡辺様, 岡田様が来阪されます:初公開試作品ケーブルもあり!)
カスタマイズヘッドホン (Yoga Electronics CD-990 カスタマイズ品)
ぽっけさん (真空管用スイッチング電源+据え置きヘッドホンアンプ 委託展示) ※参加見送りになりました。
レオ太さん (ウェスタン・エレクトリック製ケーブル使用mini-mini, microUSB OTGケーブル ※会場での頒布あり)
サブミニチュア管即売会 (秋葉原 サンエイ電機さん協賛 )
Phonoka+基板と面実装部品セット販売 (ポタ展関西 会場限定 )

and more…

★出展参加者を募集中です。
「頒布・販売可能なオーディオ作品(※)」をお持ちの方が対象です。
  ※お客さんが試聴して興味を持った場合、後日SNSやネット通販などで購入できる作品。
遠方にお住まいの場合、試聴機をお借りしてこちらで展示する形となります。展示をご希望の方はメール (4690audioアットマークgmail.com )にてご連絡ください。

※8月31日AM6時で一旦募集を締め切りました。多数の出展応募ありがとうございます。

最後にお願いが一つ。
今回初めてのイベントということもあり、事前におおよその来場人数を把握したいと考えています。当日会場に来られる予定の方は以下のリンク先からtwiplaにて登録をお願いします

http://twipla.jp/events/217016

イベント内容については追って更新していきますので、よろしくお願いします。